社会福祉法人　福音寮（ふくいんりょう）

みんなのおうち保育園の子どもたちの体の礎を支える栄養士と看護師が一年を振り返りました。

《栄養士からのお話し》

給食の献立は月に二週間ずつ繰り返すサイクルメニューとなっていますが、一回目の食事の様子を見て、子ども達に合わせて味付けや大きさを改善し、二回目にはより良いものを提供できるよう努めてきました。

初めは泣いてばかりだった子や、苦手なものが多くて食事をほとんど食べられなかった子が少しずつ食べ物を口にし、今では「きょうのごはん、おいしかったよ！」「ぜんぶたべたよ！」と給食室に教えに来てくれる姿に成長を感じ、作っているこちらも嬉しくなりました。

0歳児も４月はミルクだけやドロドロのお粥を食べていた赤ちゃんが、今では野菜を手掴みしたりスプーンで上手にすくいながら、はえたての歯でよく噛んでいっぱい食べています。

あと1か月でみんなひとつずつお兄さんとお姉さんになります。子どもたちの成長に沿って、発達を促していけるような給食をこれからも日々研究しながら提供していきます。

4月には小学校へ行く年長組も、保育園で食べた給食が良い思い出になってくれれば嬉しく思います。

≪看護師からのお話≫

　保育園では１か月に1回、身体測定があります。4月の身体測定では、新入園児は泣く子が多く、いつも泣かない在園児も泣いてしまいます。そんな時も保育士の先生方と一緒に子どもの気持ちに寄り添いながら、身体測定を行っていきます。どうしても服を脱ぎたくない子は、服を着たまま測定することもあります。しかし、毎月、毎月身体測定を行っていくと、子どもたちも慣れ、今まで泣いていた子も泣かなくなり、自分から服を脱ぎ、身体測定を行ってくれるようになります。身体測定の様子も、子ども達の成長を感じることができる観察の場です。そんな子どもたちですが、１年間で身長がとても伸び、体重も大きくなります。

下記に4月と2月の身長と体重の平均を出しました。数字で確認すると、子どもの成長が一目でわかり、『大きくなったなぁ。』と嬉しいと共に、喜びを感じる瞬間です。

≪4月の身長・体重平均≫

≪2月の身長・体重平均≫