保育園

みんなのおうち保育園「たくさん食べたね!鏡開き」

みんなのおうち保育園

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1月11日(木)、保育園では鏡開きをしました。

『鏡開き』はお供えしていた鏡餅を開き、正月に一区切りをつける行事です。

給食ではおせち料理にちなんだメニューを用意しました。お節料理には無病息災・子孫繁栄の願いが込められています。

松風焼きは、和菓子の松風のような見た目をしたひき肉やすり身を使った料理のことで、おせちにもよく使われています。表面にケシの実やゴマをパラパラとまぶして焼き上げます。 その姿から、"裏には何もない、隠し事のない正直な生き方が出来るように"という意味があります。

 紅白なますにちなんだ、なます風サラダはハチミツを入れて酸味を和らげ、子どもたちにも食べやすいようにしました。 お清ましにも花麩を入れて、いつもとはちょっと違う雰囲気に。それだけでも子どもたちは「わぁ!おはなの おふだ。もっといれてー!」と言って喜んでくれました。 

 おやつにはいよいよ、鏡開きのお餅が入ったおしるこを食べます。お正月にお迎えした神様の力が宿った鏡餅を食べることで1年の活力を得るという意味を持ちます。

4歳~5歳さんは自分たちのお餅をクラスで焼きました。「ほらっ、ふくれてきたよ!」「われちゃう われちゃう!」と大盛り上がり。1歳~3歳さんには、お餅の代わりに豆腐をたくさん入れた柔らか白玉団子を提供しました。お餅も、白玉団子も「一気に口に入れず、よく噛んで食べてね」と約束をし、みんなも「よくかむんだよね」「たくさんかんで、ぜんぶたべたよ」と約束を良く守りながら日本の伝統の味をペロッとおいしく完食しました。

1月5日(金)には七草粥をおやつの時間に提供しましたが、七草粥にはお正月にご馳走を食べすぎて疲れた胃を休めるために食べるという意味もあります。

 七草粥も、鏡開きも、「おうちでも 七草かったよ」「きょうね、おうちでも おもちやるんだよ」という声がちらほらと聞こえてきました。

 昔から受け継がれてきた「行事食」は、食に対する感謝の気持ちや、食べることに込められた祈りを知る良い機会となります。親から子へ、子から孫へ、人から人へと日本の文化伝承を受け継ぎ、「食事を作ること」「一緒に食べて祝うこと」の尊さを子どもたちと共に再認識できるきっかけとなれば幸いです。

今年一年も美味しい給食たくさん食べて、みんなが元気に過ごせますように。