保育園
保育園のお仕事紹介(看護師・栄養士)
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保育園には保育士の他に給食や健康管理、清掃、事務と、様々な職員がいます。
今月は看護師と栄養士の仕事をご紹介します。
《看護師》
0歳児がいるみんなのおうち保育園と、にじのおうち保育園に看護師が1名ずついます。
看護師の仕事は、園児の健康状態の把握や病気けがの対応ですが、そのほかに身体測定や健診、感染症のチェックなど他にも色々とあります。今回は子どもがけがをした時の看護師の対応についてお話ししたいと思います。
子どもたちは毎日元気よく外で遊んでいますが、時折転倒で膝を擦りむいたり、掌を擦りむいてしまい、看護師のところに処置をしにきます。最近のケガの処置は、とにかくケガをした傷口を水できれいに洗うことです。洗い終わったら傷口を自然にしておく時もありますが、子どもの気持ちに沿って、必要な時はバンドエイドやガーゼで傷口を保護することもあります。また、顔の傷は、後に残ると心配なので病院に通院することもあります。通院する皮膚科の先生は、『傷口は乾燥すると良くないので、乾燥させないようにしてください。』と言い、傷口をきれいに洗った後きれいに拭き、軟膏を傷口に塗り、ラップで保護します。この処置方法ちょっと驚きですが、子どもの傷口はとてもきれいになります。
けがをした子どもは、傷口が治ってくると看護師のところに来て、『ほら見て。治ったよ。』と笑顔で報告に来てくれます。そんな笑顔に癒される毎日を送っています。
《栄養士》
福音寮の保育園には3園共それぞれ1名ずつ栄養士がいて、献立作りから材料の発注をし、毎日昼食とおやつを作っています。
給食を作ることは簡単ではありません。ただおなかを満たせばいいわけではないのです。季節の食材やメニューを考えるのはもちろん、安心で安全な食材選び、栄養バランス、子どもたちの嗜好、子供たちの成長に合わせた食材選びと切り方、料理法など、たくさんのことを考えて日々の給食が出来上がります。食器は家庭を意識し陶器で揃えています。みんなのおうち保育園と、にじのおうち保育園には0歳児がいて離乳食も提供していますが、こちらでは一人一人の成長に合わせて食材のかたさや大きさ量、味付けを調整しています。
とても大変でややこしい仕事のように書きましたが、結局は「子どもたちにおいしく楽しく給食をおなかいっぱいに食べてもらいたい」という思いが全てです。
子どもたちと一緒に給食を食べていると、1-2歳のクラスでは『せんぶたべたよ!』『これにんじん?』『おうちでもこれたべたことある』と、3-5歳クラスでは『これどうやってつくるの?』『このさかなはどこからきたの?』『このトマトはみんなでそだてたやつかな』と自然に食べのものの話がたくさん飛び交います。
こうした興味関心をもっともっと育てて、食育活動を通して食べることを好きになってほしいと願っています。そして保育園での給食が将来いい思い出となり、大人になった時の食生活の基盤になれば幸せなことだなと思います。